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転職会議の削除依頼方法について


転職会議とは

「転職会議」とは、株式会社リブセンスが運営する企業情報や口コミを掲載・閲覧できるウェブサービスです。

2016年6月現在で、掲載社数は60万社以上。また、登録会員数は210万人、スカウト利用者数は64万人、月間新規会員登録数は8万人です。

リブセンスは他にもアルバイト情報サイト「ジョブセンス」や転職サイト「ジョブセンスリンク」など、働くことに関するウェブサービスを運営しています。

転職会議の怖さ

■転職会議は口コミで成り立っている

スマートフォンの普及に伴い、インターネットをより手軽に利用できるようになった昨今では、ユーザー同士の「口コミ」が大きな影響力を持つようになりました。

転職会議は、全国のあらゆる企業で実際に働いた人たちの口コミの投稿で成り立っています。中には生々しいリアルな経験やお給料や残業の事情、福利厚生が良いかどうかまで赤裸々に書かれている企業もあります。

転職を検討している人ならぜひ読んでおきたい情報ばかりですが、場合によっては企業に不利になる情報が投稿されてしまう危険性を多く含んでいます。
口コミの特性上、事実だけが投稿されるとは限りません。

転職会議が転職口コミメディアとして大きな力を持っているため、社名で検索した際に企業にとって不利になる情報も検索結果の1ページ目に上がり、多くの人の目に触れてしまうことがあります。

転職会議の中でブラック企業というイメージがついてしまうと、転職会議の中だけの話では済まなくなってしまうのが、転職会議の憂慮するべき一面であると言えるでしょう。

■転職会議上での「ブラック企業」のイメージを払拭する難しさ

転職会議の口コミによって通常のネット検索の結果でもブラック企業のイメージがついてしまうと、商品の販売促進や採用に悪影響が出てしまうことは言うまでもありません。
さらに、転職会議の怖いところは、投稿者本人ですら簡単には消せない仕様になっているところです。

もちろん、職場で投稿したことを特定されて消すように言われても真実をもみ消すことができないように――など、口コミの信憑性の高さを維持するための配慮だとは思いますが、ただの修正ですら、問い合わせフォームから送らなければならないというほど徹底されています。

投稿者本人でもこの難しさですから、企業側が削除を依頼しても受理されることはさらに難しくなります。

転職会議のガイドラインによると、成功した割合はわずか0.05%だそうです。
https://jobtalk.jp/info/deleteinformation.html
しかし、それでも削除する方法が全く無いわけではありません。

■投稿者が自分で書いた口コミを削除したい場合

転職会議のヘルプにて、「投稿の削除は受け付けておりません。」とハッキリ書かれていることから、ほぼ削除不可能であることがうかがえますが、先述の通り、内容を修正することは可能です。

問い合わせフォームに必要事項を記入して依頼をしてみましょう。
ただし、退会後に申請をすることはできないので注意してください。

■企業側が該当の口コミを削除したい場合

・削除はほぼ不可能?

ガイドラインでは「ご本人様以外からの請求については、転職会議がその投稿の法令・転職会議利用規約への抵触を確認できない限り、すべてお断りしております。」と書かれています。

しかし、完全に削除例がないわけではありません。
転職会議は「運営の中立性を保つため、情報の違法性とその根拠を明示しない削除請求は受け付けることができない」とも回答しています。

つまり、根拠を明示することができれば削除は可能であるということです。

・削除が可能な根拠理由

まずは利用規約違反とされる例がどのようなものであるかを確認してみましょう。

・自分、他のユーザーまたは第三者に関する虚偽の情報を提供、公開する行為
・他のユーザー、第三者を誹謗中傷する行為
・他のユーザー、第三者の著作権、商標権その他の権利を侵害する行為
・他のユーザー、第三者の財産、名誉、プライバシー、肖像権等を毀損または侵害する行為
・本サービスの利用によって得た情報をみだりに第三者へ公開する等、本サイトのサービス運営を妨げる行為や弊社の信用を毀損する、またはそのおそれがある行為
・公序良俗、法律、法令に反する行為
・政治活動や宗教活動、またはそれらに類似する行為
・他者への不当な差別を助長し、その名誉もしくは信用を毀損する行為
・ユーザー自身以外の人物を名乗ったり、代表権や代理権がないにもかかわらずあるものと装ったり、他の人物や組織と提携・協力関係にあると偽って本サービスを利用する行為
・法令、公序良俗または本利用規約、その他の利用規約等に違反し、または他者の権利を侵害すると弊社が判断する行為
・民族、人種、性別、年齢等による差別につながる表現を掲載する行為
(「転職会議の利用規約」より一部抜粋https://jobtalk.jp/info/terms/jobtalk.html)

上記の利用規約や法律を著しく違反していれば削除に応じてくるということになります。

とは言え、転職会議は予め、投稿された口コミをすぐにページ上には反映せず、必ず規約・法律違反の投稿でないかどうかをふるいにかけているそうです。

転職会議の掲載基準を通って掲載されてしまっている段階で、既に「とりあえず依頼してみよう」という軽い気持ちでは削除することは難しいことがわかります。

どうしても転職会議で削除したい場合の2つの対処法

それでもどうしても削除したい場合、方法は2つあります。

①転職会議に正面から堂々と削除依頼をする

該当の口コミの違法性や誹謗中傷性を主張する根拠となる資料を転職会議に提出することが必要になります。
ただし、どのような資料をそろえれば根拠と強く主張できるのかを慎重に判断し、極力具体的な内容のものを集めなければならないので、難易度はかなり高いと言えます。

②投稿者を特定する

プロバイダ責任制限法によって削除請求ができますが、このような場合は、費用が高額になることを覚悟で弁護士に依頼するしかありません。
尚、代理でこれを行うという業者がいた場合は、弁護士法に違反していますので注意しましょう。

とはいえ、この方法も万能ではありません。
削除請求が認められるには、該当の口コミが実際に貴社の権利を侵害していることを証明できなければならないからです。
客観的に誰がどう見ても、名誉毀損等の違法性のある口コミであれば良いのですが、転職会議がただの「意見」や「批評」だと判断すれば削除してもらえずに、弁護士への依頼費用だけがかかることになってしまうからです。

しかも裁判まで持っていっても必ずしも良い結果が出るとは限りません。
最悪、負ければ、裁判で負けた事実がニュースサイトに掲載され、「本当にブラック企業だ」というイメージをより強めてしまうでしょう。
今すぐに訴えるかどうかは、本当に慎重に判断するべきです。

転職会議で悪評を立たせないための予防法

何よりも大切なのは、転職会議に貴社の不利になるような口コミが書かれる状況を作らないことです。

「ブラック企業」という言葉が世間に深く浸透してきたため、「いつ、どんな誤解でブラック企業と呼ばれることになるか」を恐れたり「対岸の火事である」と傍観しているだけではいけません。

今後は「いかにブラック企業と呼ばせないように予防していくか」を意識していくことも非常に重要です。

① 日頃のコミュニケーションを強化する

まずは社内でのチームや部署ごとのコミュニケーションに問題がないかどうか、振り返ってみましょう。

日頃の声かけや報連相の見直しなど、一見些細なことに見える心がけが、気持ちや業務連絡の行き違いを防ぎ、チームワークを強化します。

残業時間やマネジメントなど、気がかりな状況を少しでも改善できれば、回り回って従業員がネットへ不平不満を漏らしてしまうことがない環境に変えていくことができます。

社内できちんと相談することで状況が改善されることがわかれば、ネット上に書き込みをする意味がなくなるからです。

② ポジティブな情報発信を強化する

貴社ももちろん採用ページをお持ちだとは思いますが、そこに掲載されているコンテンツの質はいかがでしょうか。

募集職種や待遇など基本的な採用情報だけでなく、具体的な仕事内容や社風を伝える写真、従業員へのインタビュー記事などのポジティブな情報もできればたくさん発信していただきたいところです。

その積み重ねが、インターネット上での貴社のイメージをポジティブにしていきますし、求職者にとっても安心材料が増えるので、レピュテーションマネジメントになるだけでなく、採用の面でも良い効果が期待できるでしょう。

弊社は、既に受けてしまった風評被害の対策を行なうだけでなく、予防も含めたコンサルティングも提供しております。

転職会議の対策も含め、採用に関わる風評でお困りの場合にもぜひお問い合わせください。


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