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SNSリスクアセスメントQ&Aその7 ~ソーシャルメディアの理解度~


【第十二問】ソーシャルメディアの理解度(2)

Q.あなたは、自分が書き込んだ内容やFacebookの「いいね」ボタンなどの操作履歴情報などが、どういった範囲のユーザーまで見ることができるかを意識したことはありますか。また、それを理解していますか。

(1)意識しているし、共有範囲についても理解している
(2)意識したことはある。だが、理解はしていない
(3) あまり意識したことがない

A.
最近のソーシャルメディアは仕組みが複雑です。「友達にだけ伝わっている」と思っていても、実際には第三者に広く知れ渡っているケースも少なくありません。単に「気をつけましょう」では意味がありません。理解が進んでいないなら、会社としてしっかり教育・研修する必要があります。

第11問で、私的利用でのユーザー名/ハンドル名が同じ場合の危険について解説しました。ヤフーオークションのハンドル名が個人の実名と紐付くシステムゆえの危険について話しました。今回の12問は、さらに仕事で利用しているアカウント名を、私的なネットサービスで利用している場合の危険について問うた問題です。

ネット炎上が起きたとき、それが匿名(ハンドル名やアカウント名)の場合は、「誰がそんなことをしたのか」「個人名を晒せ」と個人名の特定・発掘が行われます。その時に仕事で利用しているメールアドレスのアカウント名を使っていたら、職場が何処かまで発掘され、会社に問題が波及します。その際言われるのは決まって「なんでこんな人間を雇っているのですか」「とんだ社員が居る会社ですね」「もうこの会社の信用はガタ落ちでしょう」ということです。

こうしたリスクを軽減するためにも、会社や学校で使用するメールアカウントと同じアカウントを私的なネットサービス、ソーシャルメディアのユーザー名で利用するのは考えものだと言うことです。

【第十三問】ソーシャルメディアの理解度(3)

Q.あなたはソーシャルメディアで利用しているユーザー名/ハンドル名と、仕事で利用しているメールアドレスのアカウント名が重複しているものはありますか。

(1)ほぼ重複している
(2)やや(一部のソーシャルメディアで)重複している
(3)重複していない

A.
リスクが高い回答は「ほぼ重複している」「やや(一部のソーシャルメディアで)重複している」です。同じユーザー名/アカウント名の場合、複数のソーシャルメディアのプロフィール情報や投稿内容を関連づけて検索できるためです。不用意な書き込みをしなければ問題ないのですが、リスクを低減するためにはメールアドレスのアカウント名とソーシャルメディアのユーザー名を分けておいた方が無難です。

例えば、Facebookではれば、友達や第三者(友達でない人)からどのように見えるのかを確認できる機能があります。こちらの活用方法などを従業員研修で伝えるだけで、ソーシャルメディアリスクは低減するものです。

またソーシャルメディアにもいろいろなものがあります。ツイッターのように拡散性とスピードの早いSNS、フェイスブックのように個人情報をベースに人が結び付き合うSNS、インスタグラムの写真が中心のSNS、LINEのような通信に特化したコミュニケーションアプリなど、いろいろです。

それぞれに共通する機能として「情報共有」があります。つまり投稿したコンテンツ(文章、写真、動画)を共有し、そこにコメントが付くことが共通しています。LINEだけは通信のやりとり、チャットに重点があり、すこし性格を異にしますが、基本は同じです。

問題が起きるのは、その共有するコンテンツが、自分が意図しない相手にまで公開されてしまうと言う問題です。友だちだけに知ってもらうために公開した写真や動画、コメントが第三者に観られて炎上するパターンが実に多いのです。ネット炎上の多くが、これです。

「何てふざけた写真を載せるのか」「ヘイトスピーチ満載の投稿だねこれは!」「二人だけのプライベートなビデオ動画が観られるよ!」こうしたことがよく起きるわけです。

そのために、ソーシャルメディアには、各々の利用者が自分のプライバシーをコントロールする機能がついています。例えばフェイスブックであれば、タイムラインに投稿する記事内容について、公開範囲を細かく設定出来ます。自分だけが観る、友だちまで、友だちの友だち、全て公開と言う具合にです。近年、友だちの友だち機能はなくなりました。これは当然で、友だちの友だちということになると、全て公開とほぼ同じです。なぜならあなたが友だちを知っていても、その友だちまでは知らないことが多いです。

ですからかえって「友だちの友だちまでだから安全だろう」と思って公開したところ、第三者までバレてしまった、ということが起きるわけで、リスクが高いのです。むしろ全て公開設定にして、注意を払いながら投稿するというほうが、安全です。私自身、フェイスブックは相当使い込んでいるツールですが、全て公開設定にしています。
そうすることで、投稿したら問題になりそうなことは投稿しなくなりました。

最後に、友だちだけに公開も、問題のある機能です。「友だち限定だからいいだろう」と思ってタイムラインの投稿したところ、友だちの一人があなたに悪意を持っていて、「あいつ、こんなこと書いてるよ」「いやあ、この写真問題じゃないの」という風に投稿しない友限りません。

フェイスブックに友だちリクエストが来ると、嬉しくてよく確かめもせずに友だち登録してしまう人が少なくありませんが、あなたを狙い撃ちするために友だちになっている人かも知れません。こうしたリスクもいろいろ考えて、他からどう見られているのか、たまに確認をしてみることも大事です。フェイスブックにはそういった機能があります。

ちょっとしたことですが、こうした隙間の話しがリスク低減に役立つのです。社員研修でソーシャルメディアの使い方について、工夫した研修が望まれます。

ナレッジ&コラム執筆者

執筆者

田淵 義朗(たぶち よしろう)

ソーシャルメディアリスク研究所代表
1956年神戸市生まれ。中央大学法学部法律学科卒業後、出版社やベンチャー企業経営を経て、ネット上のコンテンツビジネス/サービスのリスク管理コンサルティングに携わる。ネット風評対策・誹謗中傷対策・クレーム調査、法的対応(民亊、刑事)の証拠収集、予防のための経営層・従業員研修、などが専門。主な著書に「45分でわかる個人情報保護」(日経BP社)、「ネット〈攻撃・クレーム・中傷〉の傾向と即決対策」(明日香出版社)、ビデオ監修「ソーシャルメディアのリスク」(PHP研究所)など。

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