LINE(ライン)とは
インフラとなったLINE(ライン)
言わずと知れたコミュニケーションアプリ。プライベートな連絡はメールや電話ではなく、もうLINEに置き換えられてしまったという人も多いのではないでしょうか。
LINEはもはや生活に欠かせないインフラの一部となったと言っても過言ではないでしょう。
筆者個人としては、LINEは他のSNSとは一線を画すと感じています。
TwitterやFacebookといった他のSNSは、毎日わざわざ他人の投稿をチェックしてもしなくても良いし、自分で投稿してもしなくても良い――その日の気分によって使っても使わなくても良いものではないでしょうか。
しかし、LINEはそういうわけにはいきません。
他人から連絡があればメールと同じように返信しなければならず、簡単には無視できない強制力がありますし、通話機能も電話と同じく重要な連絡である可能性が高く、放置するわけにもいかないという人は多いのではないでしょうか。
LINEは一応SNSに分類されているようですが、SNSというよりはむしろ明確な「連絡手段」に近いと思います。
LINEは国内利用者数が6,800万人を突破しました。これは人口の約53.6%に及びます。
また、Instagramであれば利用者の年代としては20代が主流ですが、LINEは10代から50代以上まで幅広く利用されています。
10代でもスマートフォンを所持する時代です。
10代の子どもが塾や習い事の送り迎えの際に例えば40代の親へ連絡をしたり、親が遊びに出かけた子どもへ「何時に帰るの?」とメッセージを送る光景は用意に想像できます。
LINEはメールや電話と同様に生活に根付き、強大な影響力を持つアプリとなったのです。
LINE(ライン)の鍵は、導線の短さ
たとえば、InstagramやFacebook、Twitterは企業からユーザーへ「直接」通知はいきません。
タイムラインと呼ばれる、各ユーザーのホーム画面上に広告が投稿と似たような見た目で流れたり、画面の端に表示される形が一般的です。
ユーザーから見てそれは「偶然の出会い」と言える広告です。
もちろん、ユーザーの趣味趣向を解析し、その中の潜在顧客に広くアプローチできるという点で便利な機能ではあります。
その点、LINEは「ブランディングが成功しており、ユーザーとの関係性が築けていること」という条件は付きますが、ユーザーと密接につながることができる魅力的なツールです。
LINEには他のSNS広告とは違い、ユーザーのスマートフォンに直接「通知」を送れるという強みがあります。
ダイレクトに「連絡をとる」ような距離感で広告を送ることができ、ユーザーはその通知をタップするだけで瞬時に該当のページに飛ぶことができます。
公式アカウントの場合は、無料スタンプを取得した後すぐに通知を切ってしまったり、ブロックをしてしまうユーザーもいますが、よく行くお店のLINE@とつながるようなユーザーはそのようなアカウントを邪険には扱いません。
他のSNS広告ではユーザーがそのSNSを開かなければ広告は見られませんし、偶然流れてきた広告をスルーするユーザーも多くいるでしょう。
しかしLINEで元々好みである企業からクーポンや興味を引くようなメルマガ的コンテンツが配信されれば、友達から来たメッセージに目を通すのと同じような感覚で能動的に目を通してくれます。
どちらが良いというわけではありません。
潜在顧客に広くアプローチをするなら他のSNSを利用することが有効であり、顕在顧客をしっかり掴んでおくには導線が短いLINEが有効だということです。
LINEで潜在顧客を獲得するには他のSNSを併用したり、お店にPOPを置くなどの工夫がかなり必要になりますが、一度獲得した顕在顧客を逃さない仕組みはLINEの方が整っていると言えます。
これがLINEを活用する上で一番の鍵となるでしょう。
ブランドイメージを保つツールとしても使えるLINE(ライン)
前述の通り、LINEはユーザーと密にコミュニケーションを取り続けることができるため、企業のブランドイメージを向上させることができます。
Google等の検索結果上では見えない効果ですが、風評の火種は検索結果ではなくユーザーの日常生活に潜んでいるものです。
その日常生活の中でLINEを通じて良いイメージを発信し、ユーザーに自社のファンになってもらうことができれば、集客だけでなく風評の予防策としての効果も期待できます。
LINE公式アカウントは月額250万円からと高額な費用がかかってしまいますが、LINE@であれば公式アカウントとほぼ同じ機能を無料で使い始めることができます。
手軽に始められるようになっていますので、検討中であればとにかく始めてみてはいかがでしょうか。