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ブランドセーフティ

ブランドセーフティ

ブランドセーフティとは


「ブランドセーフティ」とは?

ブランドセーフティとは、自社のブランドイメージを毀損する可能性があるWebコンテンツへの広告掲載をいかにしてなくすかという考え方です。

近年、アメリカの大手通信会社を始め、医薬品・日用品で日本でも馴染み深いジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)など、多種多様な企業がYoutubeへの広告を取り下げています。

原因は、Youtubeに日々アップロードされる不適切な動画。
小学生の憧れの職業にYouTuberがランクインして久しく、YouTubeはどんな人でも動画を投稿できるのが最大の魅力であり、1分間に1000時間分以上の動画がアップロードされているとも言われています。
素人の投稿でも素晴らしい動画がSNSで流行してテレビに取り上げられたり、様々な企業が公式チャンネルを持つ希望に溢れたプラットフォーム。

しかし改めて説明するまでもありませんが、大きく開かれた場所に集まるコンテンツは玉石混交です。
残念ながら中には人に不快な思いをさせる下品な動画や、特定の人々を攻撃するヘイトスピーチなどの不適切な動画、過激で反社会的な動画も時には混ざってしまいます。

その動画に、広告配信の設定がされていたら?
自社の広告がその動画と一緒に流れることになったら?

自社がまるで不適切な動画を肯定しているように見えてしまい、ブランドイメージを大きく損ねてしまう危険性があります。
2017年はこれを危惧して、特に英語圏の企業の間で続々とYouTubeへの広告掲載を取りやめる動きが広まりました。

Googleの広告システムも当然不適切な動画への対処は行っていますが、如何せん量も多ければ技術もまだ完全に追いついていません。

問題はYoutubeだけではない

Youtubeばかり悪者のように取り上げてしまいましたが、大きくニュースになったのがYoutubeだったというだけで、実際はもちろんYouTubeだけの問題ではありません。

ユニリーバ・ジャパンの広告が、AbemaTVに公式チャンネルを持っていたある団体の動画の中で何度も流れ、視聴者からの指摘によって出稿を停止したということもありました。
ユニリーバ・ジャパンとしては特定の政治団体・グループを支援するつもりがなかったのに、自動的にAbemaTVに広告が出てしまった形となってしまったのです。
(さらにAbemaTVとの直接取り引きがなかったという別の問題も内包していました)

視聴者からの指摘というのも、ユニリーバ・ジャパンのカスタマーサポートに直接問い合わせがあったわけではなく、twitterへの投稿(恐らくリプライをつけられたもの)にユニリーバ・ジャパンが気がついたという流れでした。
ネットユーザーの中ではもう親切にオフレコで直接報告してくれる人は少なく、SNSですぐに「こんなことがあった」と書き込む人の方が多いと考えられます。
投稿者は自分がつながっている仲間内にだけ向けて発信したつもりでも、そのつながっている人が1回でも拡散させればあっという間に投稿者の手を離れて情報はどんどん広まっていきます。

ユニリーバ・ジャパンは、問題の放送から2日後に声明を出しました。
迅速な対応により、大きな炎上を免れた好例だと思います。
日頃からtwitterやインターネットの口コミをよくチェックし、不測の事態に陥ってもきちんと対応できるようにフローが確立されていた賜物でしょう。
当然そんな事態にならないよう、初めからネットへの広告配信のリスクについても気をつけるべきではありましたが、トラブルが起こってしまってからも「いかに速く・無駄なく・誠実に対応するかを日頃から想定しておくこと」がどれほど大切なことかが如実に現れた騒動だったと言えます。

違法サイトでの広告掲載

また、2017年後期に全国的に大きく話題になったのが「人気漫画の海賊版サイト」でした。
漫画家の主な収入源は単行本の売上による印税ですが、その漫画を無断でインターネット上にアップロードしていた人物が次々に著作権法違反で摘発、逮捕されたのです。
彼らは漫画をユーザーに無料で公開することでアクセスを集め、広告収入を得ていました。

摘発されたのは実際に漫画が閲覧できるサイトを運営していた人物だけではありません。
そのサイトへ誘導するリンクをたくさん掲載しているリーチサイトと呼ばれるサイトを運営していた人物にも捜査のメスが入りました。
そのサイトもまた漫画家の権利を侵害する片棒を担いでおきながら、広告収入を得ていたのです。

インターネット上には実に様々なWebコンテンツが存在しますが、意識して検索をしないとそこへはたどり着けません。
自分が意識していないから見えないだけで、実は知らない世界が無数に広がっています。
インターネットにコンテンツを公開しそこに広告を掲載して収入を得ようとしている人がいる限り、広告枠も無尽蔵に生まれていきます。

もし、運悪く不適切なコンテンツにまで自社の広告が表示されたら・・・

そうならないように、広告の運用を社外の代理店等に任せっきりにするのではなく、ブランドセーフティについてもしっかり相談しておくことが非常に重要です。

まだまだ未来があるプラットフォームに期待を寄せて広告を掲載すると判断するか、リスクがある以上広告を任せることができないと判断するか。
インターネットの世界は刻々と状況が変わります。
技術の発達によりもしかしたら数年と待たずに安心して広告を任せられるようになる可能性もあります。
しかし、その時が来るまでは「自社の商材は本当にその場所に広告を出すべきなのかどうか」を常に考え、すでに出している広告の効果の分析結果も踏まえながら臨機応変に対応していきましょう。


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