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炎上事例から読み解くSNSリテラシー問題(1)~「消える」「友達だけ」=「安全」ではない!~


炎上

バイトテロについて

頻発する不適切なSNS投稿

飲食店の大戸屋が、一斉休業して従業員へ不適切動画の投稿について、教育するという話がありました。休業に伴う損害は約1億円にのぼると言われています。ゴミ箱に捨てた魚をまな板に戻す店員が動画投稿し炎上したのですが、その後店舗の場所、店員の高校、名前も特定されて晒されました。
他にも大手コンビニエンスストアでおでんの白滝を口に入れて出す店員の動画や商品をレジ袋に入れる際にパッケージやペットボトルの飲み口をなめる動画、中華料理レストランで中華鍋から上がった炎でタバコに火を付け厨房でタバコをふかすドヤ顔動画が投稿され、いずれも炎上して店員の大学・名前などが特定されました。

殆どがSNSのインスタグラム「ストーリー」

一昔前は、バカッターと揶揄されたツイッターで不適切画像、動画が炎上しました。ところが最近頻発しているこうした不適切動画の投稿先は、インスタグラムのストーリーという機能を使った投稿です。冒頭に挙げた投稿は、全てこのストーリーで行われています。
ではなぜストーリーなのでしょうか。ストーリーは、24時間で自動的に投稿が消去される機能をもっています。投稿する本人は、この24時間で消えるから安心、仲間内だけに投稿しているから問題ないと安易に考えた可能性が高いと思われます。24時間で消えるから大丈夫と思うのも問題ですが、友達だけに公開しているから大丈夫と考えるのも、恐ろしいほどに楽観的な見方だと思います。なぜなら、過去の炎上した投稿の殆どが、友達だけに公開したものだからです。友達のなかに「この動画をユーチューブにあげちゃえ」と考えて実行する人がいない保証は全くありません。SNSでの友達だけ機能は、かえってリスクを高めているのです。ツイッターの投稿がネット焔王したのも、鍵付きの投稿でした。「消える」「友達だけ」という安心感が、こうしたネット炎上につながっている点を見逃してはなりません。

くら寿司の「お知らせ」にみる警鐘

もう一つの新しい動きは、くら寿司が公式ホームページで公開した「不適切行動をとった従業員2名について」という文書です。(3月6日現在は削除されています)通常は謝罪文を掲載し、今後同じことが起きないようにどう取組むかを書くものです。しかしくら寿司では、謝罪文掲載の前に従業員2名に対する刑事、民事での法的処置の準備に入ったことに言及しました。その理由を次のように述べています。

(1)お客様、株主様、お取引様に対し上場企業としての責任を果たし、全国で共に働く約33000人の従業員の信頼回復のため
(2)多発する飲食店での不適切行動とその様子を撮影したSNSの投稿に対し、当社が一石を投じ、全国で起こる同様の事件の再発防止につなげ、抑止力とするため

こうした文面から読み取れるのは、雇用主の苛立ちと再発防止がなかなか出来ない無念さを吐露したものと言えるでしょう。

ナレッジ&コラム執筆者

執筆者

田淵 義朗(たぶち よしろう)

ソーシャルメディアリスク研究所代表
1956年神戸市生まれ。中央大学法学部法律学科卒業後、出版社やベンチャー企業経営を経て、ネット上のコンテンツビジネス/サービスのリスク管理コンサルティングに携わる。ネット風評対策・誹謗中傷対策・クレーム調査、法的対応(民亊、刑事)の証拠収集、予防のための経営層・従業員研修、などが専門。主な著書に「45分でわかる個人情報保護」(日経BP社)、「ネット〈攻撃・クレーム・中傷〉の傾向と即決対策」(明日香出版社)、ビデオ監修「ソーシャルメディアのリスク」(PHP研究所)など。

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