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デジタルタトゥー

デジタルタトゥー

デジタルタトゥーとは


「デジタルタトゥー」とは?

「デジタルタトゥー」とは、2つの物事をさします。

(1)肌や着衣に貼りつけて利用することができるスマートデバイスがあり、それがまるでタトゥーのようであることからデジタルタトゥーと呼ばれます。

(2)インターネット上に一度アップされた情報は半永久的に残り続けるという事象を、一度刻んだら消えないタトゥーに例えてデジタルタトゥーと呼ぶことがあります。

本記事では後者の意味を解説していきます。

「デジタルタトゥー」との語源

「デジタルタトゥー」は、2013年2月に「TEDカンファレンス」でJuan Enriquez(フアン・エンリケス) 氏が言及したことで世界的に知られることとなりました。

検索エンジンの検索履歴を始め、あなたがどのサイトからどのサイトへと飛んだか、どのような広告をクリックしたか、SNSに投稿した文章や写真、写真に付いている位置情報や顔認識データ等……見えている情報から通常は見えない情報までインターネットを通じてあらゆるサーバーに保存されています。
それは人の思考回路や行動パターンが保存されていることと同義。
人が死んだ後もデータが生き続けることから「不死」の状態に近づいていると言っても過言ではないとエンリケス氏は述べています。

「不死になる」という言い方は、軽はずみなインターネットの利用が危険であるという事実をより強調して伝えるという意図があったと見受けられますが、医学の観点ではもちろん、やや語弊があるとは思います。
人の言動が何かしらの形で新聞に載れば、それがどんなに小さな記事だろうと国会図書館に必ず蓄積されます。
インターネット検索ほどの利便性はなくとも、個人が自由に閲覧できるという点においてはインターネットと大差ありません。
インターネットが普及されるはるか以前から「データだけ生き続ける」という状態はすでにできあがっていました。

やはり「悪いことはしない」「個人情報を知らない人に教えない(簡単に不特定多数に向けて公開しない)」という大前提は、現実だろうとインターネットの利用だろうと関係ありません。

1つの投稿が深刻なデジタルタトゥーとなる流れ

日本ではSNSの普及に伴い、TwitterやYoutubeへの悪ふざけ投稿(所謂「バカッター」)、リベンジポルノ、犯罪自慢の投稿等が世間を賑わせることが、もはや日常茶飯事になりつつあります。

SNSへの投稿がSNSの中で拡散され、たくさんのユーザーに知られることになると、「これは話題になっている=人にたくさん見られるコンテンツである」と判断した人が、別のSNSやネットメディアに引用・転載し、掲載されたメディアを見た人がまたあらゆる方法で投稿を拡散し、わずか数時間でテレビ等のマスメディアで報じられる――という流れが、ほぼ確立されたと断言しても差し支えないと思います。

最初のSNSの中で行われる拡散は、他のユーザーの行動によるものだとしても最初の投稿そのものが広まっている状態ですが、その投稿の文章がコピー・アンド・ペーストされたり、画像や動画が保存されたり、キャプチャを撮られれば、もう最初に投稿した人のコントロールは完全に効かなくなります。
自分が最初の投稿を削除し、アカウントも削除したとしても、他人のパソコンや他のサーバー上にいつまででもその投稿内容は残り、他人がばらまき続ける限り、永遠に世界のどこかに残り続けるのです。

さらに、最初の投稿をきっかけに個人情報が「特定」され、本名や住所、通う学校や勤め先、家族構成等が晒されればその情報もまたコピー・アンド・ペーストを繰り返されてしまうことになります。

残り続けた負の遺産はその後、就職活動の妨げになる等、その人の人生を台無しにする恐れもあるでしょう。
近年は大人も子供も関係なく、今一度インターネットの利用についてリテラシーを高める必要があると専門家から警鐘が鳴らされています。

また、個人だけでなく、企業も不祥事を起こしたり、公開した広告・プロモーションがインターネットユーザーの怒りを買うようなことがあれば、それがどんなに過去の出来事になろうと、企業名で検索すれば不名誉な記事が検索結果に表示され続けます。

たとえ罪を償ったり謝罪をしたり、精算しきったはずの出来事だとしても、残念ながら検索エンジンには「事情を汲み取る」ということができません。
もっと言えば「真実や事実を映し出すもの」でも「正義や悪を判定するもの」でもありません。

ただ文字や単語の羅列だけを追って、企業名と記事の関連性導き出し、紐付け、「これがユーザーが求める情報かもしれない」と検索結果に表示させるだけなのです。

デジタルタトゥーは本当に消せないのか?

根本的に消し切ることができるかと言われると、非常に心苦しいのですが、「できない」とお伝えしければなりません。
世界中の他人のサーバーを覗き込んで文章や画像を完全に消し去ることは法的にも物理的にも不可能です。
しかしこれは国会図書館の地下や他人の家に眠るすべての新聞や雑誌から該当の記事を切り取ることができないのと似ています。

インターネット上にアップされてしまったことを完全に消すことは難しいですが、「目立たなくする」ことは可能です。
これもまた、事実が国会図書館に永久に保管され続けているとしても、メディアで話題にされなくなって、人々が忘れる事件や事故があるのと同じように、人の目に触れる機会が減れば自然と話題は下火になるのと同じことです。

まずは炎上をきちんと精算することが先決とはなりますが、プロバイダーに中傷記事の削除申請をしたり、検索結果に表示しないようGoogleにインデックスの削除を依頼することも有効でしょう。

しかしそれ以上に大切なことは、今まで以上にポジティブな情報を多く発信したり、SNSでユーザーと交流を深めることです。
一見遠回りに見えますが、何においても誠実な対応がブランドイメージを回復させる近道であることは、現実でもインターネットでも変わりません。

そもそもデジタルタトゥーを生まない、という姿勢

また、炎上は大きくなってから対応するのは非常に難しいものです。
先にお伝えしたとおり、情報は一度火がつけばあっという間にたくさんの人の手に渡り、時間が経てば経つほどコントロールすることがどんどん難しくなります。

しかし、様々な情報がとてつもないスピードで錯綜するインターネットにおいて、長時間「黙る」ということが致命傷になることもあります。
病気と同じで、手に負えなくなる前に早期に発見し、対応することが大切です。

エルプランニングでは、僅かな火種も見逃さないインターネット監視ツール「Image Checker」を提供しております。
ご指定いただいたキーワードを基に、検索結果に表示される各種メディア、掲示板等の書き込みを定期的に収集し、火種のうちに問題を発見します。
こちらはツールにアクセスして内容を閲覧していただくことももちろん可能ですが、リスクになりそうな書き込みを見つけると自動でメールにて通知をお送りしております。
さらにご希望いただければ、よりきめ細やかに人間の目で調査する有人監視もご提供いたします。

問題が炎上となり、そしてデジタルタトゥーになってしまう前に、日頃から対策・予防をしようという姿勢が大切です。

※参考:死んでも消えない電子のタトゥー ネットに残るプライバシーと付き合っていくために覚えておきたいこと(ログミー)
http://logmi.jp/67336


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